大阪賛助会 T・K
池田講師による「積極精神の作成」というテーマで講演がありました。「積極精神の作成」には、「感応性能の積極化」が前提条件であり、その目的は、強い心、明るい心を作りあげる、それは、つまり生存の確保につながるからである。
その方法として、本日は「観念要素の更改法」と「積極観念の養成法」ついてのお話がありました。
初めに「観念要素の更改法」では、人間には元来、暗示感受習性というのが有り、それを応用するという事である。人間の心の中には2つの意識があり、表面に出て来る実在意識(全体の5%)と表面に出て来ない潜在意識(全体の95%)がある。ポイントは、潜在意識の掃除をする事である。なぜなら潜在意識が消極的であれば、それが実在意識に反映するからである。具体的な方法として、連想暗示法、命令暗示法、断定暗示法について詳しい説明がありました。
次に、「積極観念の養成法」では、実在意識状況での方法で、真の積極、つまり絶対積極の心(とらわれない心境)を作る事が目的であるとの事でした。
具体的には、(1)内省検討(2)暗示の分析(3)対人精神態度(4)取越苦労厳禁
(中村天風先生は、取越苦労を絶対するなと言われました)(5)正義の実行、の詳しい説明がありました。
講演を通して池田講師のお話の重要なポイントは、「ねばり強く、あせらず、あきらめず、常に努力という気持ちで実践しない限り効果が無い」と言われた事を再度認識いたしました。