大阪賛助会 M・H
午前中日曜行修会のあった午後の2時間、福井講師による講演会に参加しました。
福井講師は、学生時代から天風会に入会され青年会でご活躍された天風先生の直弟子です。
今回の講習会は、天風先生が「統一哲医学会」(現在の公益財団法人天風会)をはじめられたいきさつから始まり天風先生がおやりになっていた夏季修練会の内容を詳しくお話しいただきました。
天風会発足の時、まず天風先生は講習会を始められました。当時のスケジュールは奇数月が東京で、偶数月が東京以外の場所で講習会を実施されたそうです。
しかしながら「心身統一法」を本当に自分のものとして自覚できるようになるためには「修練会」というものを開催しないといけないんだとお考えになり、始められました。
「修練会」は6月の名古屋を皮切りに京都、神戸そして最後に大阪で開催されたそうです。
当時の「大阪修練会」の場所は堂島小学校で弁当持参の通いであり、その弁当をいただいたあとにユーモアコート(裁判)が天風先生を裁判長にして楽しく行われたそうです。
天風先生は、ご宿泊先の大阪グランドホテルから紋付き袴の正装で8時半ごろに堂島小学校へ来られますと体操の練習をしていた会員の拍手で迎えられると笑顔で手を振りながら控室に行くのが恒例でした。
このあと、朝礼での「甦りの誦句」、「プラナヤマ呼吸法」、「吾等の誓い」などの朝の行事の意義について懇切丁寧にわかりやすく教えて頂きました。
福井先生によります次回の日曜講演会は、9月27日です。次回は天風先生のご著書である「研心抄」から「心」について会員の方と講習会という形式にこだわらずにサロンのようにリラックスした雰囲気でお互いにお話ししたいということです。
ですから皆さんも「心とは何ぞや?」ということについて考えてみてください。という宿題をいただきました。天風先生のかずかずの御著書を読めばその答えが書かれていると思いますが、私の言葉で「心とは何か」を言えるように考えてみたいと思っています。
その前に今年は8月12日から15日までの4日間多武峰観光ホテルで開催される「修練会」の申し込みを早々に済ませ、私自身5回目となる「多武峰夏季修練会」を大変楽しみにしています。