大阪賛助会 T・I
9月26日の土曜講習会は、講演会で、講師は池田講師でした。
講師は、終始テンポの速い口調で、エネルギシュに講演されました。
内容は主に2つで、前半は、「我とは、何ぞや」、後半は、講師ご自身の「胃がん体験談」です。
前半「我とは、何ぞや」は、「形の見えないひとつの気体である霊魂が、真の我(真我)である」とのことを順序だって、わかりやすく解説されました。
後半「胃がん体験談」は、53歳の時に進行性の胃がんが見つかり、胃の全摘出手術をされました。
術後は、「転移・再発」防止の抗がん剤治療による強い副作用と、5年以内の「転移・再発」の恐怖という「死と隣合わせ」で、日々、悲観、弱気と消極的な考え方にスッポリ入り、恐怖心におびえていた。
それで、今まで未経験の症状が出たら、「転移・再発」によるものでは、と恐怖におびえていた。
これではいけないということで、「自分のいのちは自分で守るしかない」、そのためには「天風会の教えである『心身統一法』しかない」と感じた。
それで、何がなんでも心身統一法を実践した結果、恐怖心を克服でき、さらにがんを気にしなくなった。そして5年間が過ぎ、その間に「転移・再発」もなく、現在もないとのこと。
加えて、「真我」を本位とする考え方で恐怖心を克服できた、とのことでした。
学生時代に、講習会等で「真我」を知識としての理解はしていたが、自覚(信念化)できていなかったとのこと。講師の天風会でのご経歴は、親に連れられて中学で入会され、大学まで心身統一法を学んできた。卒業後、会社に入り、仕事にかまけて、心身統一法が、緩々になりやっていなかったとのこと。
講師の話を聞いて、私自身も、講習会等で知識での理解レベルのままで、自覚(信念化)への実践と到達していないことに気づかされました。
今回、がん体験と克服された経験は、術後の日々陥る消極心と恐怖心を克服する非常に貴重な方法であり、そして知識から自覚(信念化)にレベルアップの大切さがわかり、更なる実践躬行の意欲がわきました。