大阪賛助会 T・I
9月22日の日曜講習会は、高津宮にて、午後1時~3時、川田講師による「観念要素の更改法」、「積極精神の養成法」の講義でした。川田講師による大阪での講習会は、今回初めてです。参加者は、33名と盛況でした。会場は、前後に少し細長く、前後に長テーブルが2列に平行に配置されており、長テーブルの左右の椅子席は、満席となりました。
講師が、話された内容の一部を下記します。
労働条件が、派遣社員、パート、非正規雇用で、コストをさげる社会環境なので、働いても豊かにならないワーキングプアの時代でもある。金銭的、精神的に困っている人が多い。更に、マスコミによって、人は、社会的な出来事、事件に振り回されている傾向がある。とかく、ストレスの多い社会となっている。それで、自分の不幸を宗教に救いを求める人も多い。一部の宗教では、来世を信じ、来世に救いを求める考え方がある。
しかし、天風会の教義では、不幸を克服するのに、心身統一法がある。この方法は、来世でなく、あくまで現時点でのやり方である。さらに、人間に本来備わっている潜在能力を発揮する実践方法を教示している。
次に、心身統一法では、心の傾向性を「感応性能」と呼んでいる。感応性能の弱い人は消極的、感応性能の強い人は積極的な傾向がある。したがって、感応性能の弱い人は、気の弱い人、不平不満の多い人である。一例として、未経験の仕事に対して、すぐに「無理」、「難しい」と感じ、消極的な言動となってしまう。
この弱い感応性能を強くしないと、積極的な言動ができない。このために、心身統一法では、感応性能を強くする方法がある。この方法は、「観念要素の更改法」である。それは、毎日、寝る前と朝起きた直後に行う手鏡を用いる簡単な方法である。
そして最後に、松井秀喜選手の座右の銘が紹介された。
『心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる人格が変われば運命が変わる。』です。
なるほど、心が重要であると思いました。
簡単な方法を毎日実践することが大事であると再認識しました。
講義は、引例も多く、噛み砕いた説明で、よく理解できました。
次回の講習会は、10月27日で、講義は「積極精神の養成法」です。次回は、どんな具体例が出て来るのか、楽しみです。