小野先生の講習会に参加して(2013.3.16)

大阪賛助会 A・D

小野先生の講習会に参加して自分なりにまとめてみました。

人間はいかにして、命を保っているのだろうか? 

 昔は命とは霊魂といった。霊魂は見えないもの感じるものである。

 電気はなぜ点いているのか?そこにはエネルギーが流れて、熱を持って流れて、電気エネルギーとなる、光エネルギーとなる。エネルギーには実感がある。

 命とは大自然の森羅万象や四季の変化など、自然界のエネルギーと一緒である。宇宙そのものを作り上げた源と同じである

 朝起きたら元気と言うことは、肉体エネルギーが消耗し、食べ物、栄養をとっている。

 精神活動を支えるエネルギーを、精神生命エネルギーと呼んでいる。

 物を考えすぎて疲れたら眠る。精神生命エネルギーは寝ている間に補われる。

 命とは電池のようなものである。昔はエネルギーの概念はなかったから、神から授かったものと思っていた。

神経とは?神経の働きとは?

 神経の上の字の神とは、エネルギーの流れる道のことで、経とは経糸でエネルギーの通る道であり、複雑に絡み合っている。

 神経エネルギーの無駄遣いをしないで、自分の意思で調節しながら、自然界のエネルギーを無駄なく取り入れに使う。

 長年の習慣で無駄に使っている時には、エネルギーを切り替え、無駄のない生き方にする。

 神経系とは見えるがとお手居るエネルギーは見えない、しかし、流れて仕事をしている。

心の働きはどうか

 大脳の中枢神経の働きで心が喜んだり、悲しんだりが起こってくる。

 みぞおち、お腹の中、丹田など、神経叢は急所といわれている大事なところである。落ち着いた状態で流していくと穏やかな心の働きになる。

 やる気があっても、体がついてこないのは、そう思っているからであり、思うことをやめればよい。高いエネルギーを流すため、一度ご和算にして、やり直したら良い。そのための方法が神経系統の反射機能調節である。?

 こだわりや滞っていると思ったら、もう一度リセットして、クンバハカ体勢で息を止める。肩の力を抜いて、肛門をしめる。下腹部に(臍下丹田)命の力を充足させる。

 エネルギーはどこからでも入ってくるが、抜けるのは肛門である。僅かでも開いているともれる。気力充満して外部の刺激に耐える。

 仙骨神経叢にもたくさん命の力が集まってくるところ。練習して四つのポイント(肩、肛門、丹田、止息)をチェックして練習する。体で覚えないといけない。

 呼吸法、養動法など、クンバハカの応用である。命を自分の責任で守る。

「自分の命は自分で守る。しかし実践哲学であるから自分で身につけ自分でやっていくこと。どんな体勢になってもクンバハカ体勢を取れるように訓練で身につけなさい。そのうち変わっていくよ」と天風先生

 ヨガの里では、自分で悟れ。言葉で教えてはいけないと言われていたそうです。

精神使用法

 知は左脳の働きで論理的である。情は右脳で本能心でひらめき直感である。意は霊性心で前頭葉バランスを取りながら進んでいく。心と体は命を動かす道具であり、目覚めているときはわかるが、寝ているときには意識がない。

 今の考えが手足の動き、心の状態に影響を与える。絶対心配してはいけない。取り越し苦労しないこと。意志の力をしっかり育てないといけない。命の力の無駄遣いをしない。積極的思考になること。

 心の状態を穏やかな状態にする。イラついていないか?冷静に内省検討して穏やかな人間関係を作る。

 精神活動の無駄遣いしていることに気がつきにくい。

 明瞭な意識のもとで常に心の安定化を保ちながら①集中して物事にあたる。②適時に意識を転換する。一度にできるのは一つだから、一つひとつ処理する。

 物事を心の方に持ってくるのが集中であって、心を物事にもってくるのは傾注である。事がすんだら心から離す。たくさんすることがあっても、昔のチャンネルを合わせるように、集中と転換する。訓練することで精神統一できるようになる。

 気の散るようなとき、散らない訓練をする。①心の急ぐとき、②慣れたことをするとき、③興味がないとき、④価値のないことをするとき、⑤以前失敗したとき

 天風先生は聴いている人の心がけ次第で、2倍にも3倍にもなる。世の中は師匠ばかり。

 余裕のある真剣さと、転機のきく集中さが大師である。

 人の為すことで度が過ぎると為になる。

 調和は自然界にしかないから、自然に学ぶこと。自然はよくできている。

 孔子は「学んでいよいよ苦しみ、極めてますます悩む」といったが、これは理性である。

 信念が合っているときは、霊性心である。

 寝がけの鏡を毎日繰り返す。

 順調の時は、進歩がない。悩むとき、自分を育て上げる絶好のチャンスである。

 病や不運なときは、生命力が低下しているから、充足をはかること。自分の命の力(潜勢力)の中から、引きだすことができる。

 明るく朗らかに、生き生き、勇ましくすると、どんどん命の力が入ってくるようにできているのが人間である。少しのことでも喜べるときは喜ぶ。

 病には原因がある。命の力が低下している。自然法則からはみ出したときに病になる。治すのは心の積極化と安定を図りながら、「病気を気にしなくなる」と寝がけに言う。

 不運不幸は起こっても、波及効果はさける。それを客観的に捉え、連鎖作用をしてはならない。

「何かあるのが人生、心ひとつの置き所」

 

日曜行修会に参加して

大阪賛助会 M・K

3月10日日曜行修会
高津宮の梅が咲き初め、暖かく晴れわたった大空のもと、楽しく呼吸操練、統一式運動法、積極体操を行いました。
途中で急に曇り始め朝礼開始と同時に雨がパラつきましたが、皆さんの真剣な気合が一つになって雲を吹き飛ばし気づくと太陽が出ていました。
室内では、柏木研修員の一念不動の誦句(しょうく)の解説がありました。「最も正しい事柄の中に自分の理想を決定し、どんなことがあっても、あきらめずに信念強くその実現を繰り返し自分に言うことにより必ず実現する。」
その後、無念無想の霊的境地で安定打座に入りました。「心を静かに澄ます空の空」
今回、初参加の方2名で、40名の参加がありました。暖かくなってきました、よりたくさんの方が参加して、行修会を盛り上げていきましょう。

日曜行修会に参加して

                                                                                                       大阪賛助会 R・G

  
 2月10日 9時30分より、快晴で温かい日差しの中、日曜行修会の戸外修練・朝の行事を、柏木研修員・冨吉研修員を中心として、42名の参加で行いました。
? 横井講師からは、呼吸操練や統一式運動法の“ 踵の使い方 ”や“ 躍動感のある動き ” について具体的に、ご指導頂きました。
? 10時45分からの室内行修では、柏木研修員から「自我本質の自覚」についての詳細な説明があり、信念・信じる・自覚について研修しました。
  横井講師からは、昨年のご自身の体験から 天風会員としての考え方の大切さを お話頂きました。実際の経験と 気持ちの動きや考え方の変化を伺い、非常に勉強になりました。
 最後に、山田ちしば さん から 健康法についてご教授頂き、12時過ぎに和やかな雰囲気の中、終了しました。
 研修員の方は、皆さん 元気で親切ですので、天風会に ご興味のある方は、是非ご参加下さい。
体は裏筋肉が鍛えられて心地よく、心は明るく爽やかになれますよ。
 ちなみに、本日の茶話会のお菓子は フェレロロシェのチョコレートでした。

お詫び)編集者のミスにより、約1カ月遅れの掲載となりました。

講習会(土曜コース)報告

大阪賛助会 U・T

 2013年2月16日小野敏郎講師による土曜講習会が開かれました。

 今回は心身統一法の観念要素の更改法、積極観念の養成法でした。

 講習会の冒頭天風教義での言葉、用語の説明があり更改法の講習が始まりました。

 観念要素の更改法は、観念要素(心の中にたまる思い)を更改する事で心の働きを積極(プラス)にしていく事であり、方法として人の暗示感受習性を利用し、潜在意識に強く入るのは夜の寝がけが良いとされ、連想暗示法(嬉しいこと、楽しいことを連想等)、命令暗示法(自分に命令等)、断定暗示法(命令暗示と連想、目覚めたとき等)の説明がありました。

 休憩後、積極観念の養成法の講義では、実在意識(起きている時)に心の働きを積極(プラス)にしていく方法であり、①内省検討(自分自身でプラス、マイナスの判断等)、②暗示の分析(暗示がぷらすかマイナス等)、③取越苦労厳禁(今を大切にする等)、④対人積極態度(気持ちよく人と付き合う等)、⑤正義の実行(本心、良心にもとらない事等)と説明がありました。

 心身統一法の基本講習でした。

「観念要素の更改法」、「積極観念の養成法」の講習会に参加して

大阪賛助会  T・I

 平成25年2月14日(木)今川得之亮講師による上記の講習会が開催されました。

 講習会の内容は、前半は、「観念要素の更改法」、後半は、「積極観念の養成法」についてでした。話された内容の一部を抜粋します。

 人間には、潜在意識があり、ここに人間だけに与えられた万能の「力」が生まれながら備わっている。

 この力は、「体を強くし、健康にしていく」ものであるが、生活の現場である実在意識で取り出せていない。なぜなら、この「力」は、潜在意識領域にあり、ここにたまった消極的な観念が「力」の発現を妨害している。この「力」が出せるように、潜在意識にたまった消極的な観念を取り除く必要があるが、潜在意識領域に直接、働きかけができない。そこで、寝際と朝目覚めた時に、実在意識から潜在意識に働きかけるユニークな方法がある。この方法が、「観念要素の更改法」である。具体的には、「連想暗示」、「命令暗示」、「断定暗示」の3つがあり、講師が、それぞれ具体的かつ平易に解説されました。

 次に、「積極観念の養成法」についてです。「積極観念の養成法」の実践要項は、「内省検討」、「暗示の分析」、「対人精神態度」、「取越苦労厳禁」、「正義の実行」の5つがあります。これらについても、講師が、具体的かつ平易に解説されました。

 講師が、沢山の事例を織り交ぜ、解説されたので、私は、楽しく集中して聞くことができました。

 私は、「積極観念の養成法」の5つの要項については、事あるごとに、もっと注意を払いながら、テキパキ実践できるようにしたいと思いました。

日曜行修会報告

大阪賛助会 U・T

 2013年1月27日今年初めての日曜行修会か開かれました。
 当日は寒い日であったが、陽射しもあり気持ちの良い日で45名の参加者がありました。
 岩永研修員の指導で、体操練習から朝礼、ジョギングと一連の運動をして戸外修練を終了しました。
 室内行修では、養動法で運動後の体や気持ちを静めた後、誦句集から今回「想像力の誦句」を参加者で学びました。その後、安定打座を行い行修会を終了しました。
 行修が終了し昼食後、3ヶ月毎に行っている入会後3年未満の方を主とした懇談会が行われました。 都甲講師も参加していただき質問や感想など意見交換が行われました。

公開講座「心身統一法概論」の講習会に参加して

大阪賛助会  H・U

平成25年1月26日(土)小野敏郎講師による上記の講習会が開催されました。
 小野先生は17歳の時に中村天風先生の講演を聞き、それ以来50年以上に渡って心身統一法を実践され、その実践に基づいた講演をしていただきました。今回は心身統一法概論ということで初心者にもわかりやすいお話をしていただきました。
 心身統一法により「心」を強くするにはどうすればいいか、そのためには「本然即応」生まれた時の無心な状態に戻すこと、「条件調和」環境に合わせて生活することが必要であると解かれた。精神を「精神生命の法則」に従い心は心のままに、「肉体生命の法則」で体は体のままに生活していくことが必要である。自然法則に従った生活をしていくことが重要で、その法則に従わない場合には変状が現れる。本来、人間は自然物であるからその自然に従った生き方をすれば自然に体内に真理が発現し、心身一如の状態となり心が強くなっていくのである。人間が自然物の証拠に、自然物の植物エネルギーや動物エネルギーを食しそのエネルギーで生きているのである。「自然に従った生き方」このごく当たり前の理論であるがこれができないのが人間であり、そのことに普通の人は気づいていないのである。天風師はこれを体得し理論的に体系化してきたのである。
 また、原因と結果は全て自分が作り出しているのである。自分自身が穏やかな気持ちでいれば周りにもその心は伝わり、自分が感情的になれば周りも感情的になっていくのである。つまり穏やかに生きていくか、感情的に生きて行くかは自分自信の生活態度によって決まるのである。そのためには「感応性能の積極化」を実行し、積極的な人生生活を送ることが必要である。その「感応性能の積極化」については別の講習会で解説が行われることとなる。
公開講座ということもあり比較的わかりやすい内容の講習会であった。
 

日曜行修会に参加して

日曜行修会報告         大阪賛助会 T・M
2012年12月9日午前9時30分、谷町9丁目高津神宮にて、本年最後の日曜行修が開かれ、35名の天風会員が参加されました。まず、今シーズン一番の寒さの中で、都甲講師の見守られる中、柏木研修員の指導の元、体操の練習の後、朝礼―甦りの誦句、誓いの言葉、活力吸収法、次に行修リーダーが次々に変わって、呼吸操練、統一式運動法、積極体操。
そうして、朝礼が終わり、ワッショイ、ワッショイのかけ声のジョギング、その後再び運動場にもどって、光線呼吸、腕立て伏せ、アサナ法、スクワットをみんなで、いつものように元気よくおこないました。冬の朝の冷たい空気の中で気持ち晴れ晴れと戸外修練を終えました。
そして、高津神宮、富亭にて、誦句の解説「勇気の誦句」「不幸福撃退の誦句」を、お聞きし、安定打坐といって天風式座禅法を20分程しました。そして一人マッサージをして体をほぐしました。その後、円座になって、お茶の時間となり、今回は、わたしの護国寺の天風先生の墓参りと東京日曜行修会参加の報告をいたしました。そして都甲講師による大自然と天風哲学のお話があり、最後に山田ちしば様の健康についてのお話があり、すべて今日の日程を終了いたしました。

日曜行修会に参加して

初めて日曜行修会に参加させていただきました。
天風会の活動は、以前「天風メソッド集中講座」に参加させていただきましたが、
日曜行修会の方がより実践的で、普段の天風会の雰囲気も知ることができました。
私は本会員ではないのですが、参加したい旨を伝える電話のときから、
親切な対応で、参加を快諾していただきました。
当日も、初めての体操にとまどう私に優しく接してくださり、
「最初はみんなできないから、少しずつでいい」と励ましの言葉もいただきました。
久しぶりに体も動かせて、とても気持ちがよかったのを覚えています。
1番の驚きは、お年の割にお若く見える方が多いということです。
天風師の教えをよく理解すれば、いつまでも元気で
若くいられるということをひしひしと感じました。
また、日曜行修会の終了後には
ちょうど会員年数3年未満の方向けの座談会も開催されました。
少人数だったので、質問もとてもしやすかったです。
会員の方々が天風会に入った理由や、その後どう変化したかなども
聞くことができて、天風会に対する理解も深まりました。
参加させていただき、ありがとうございました。
参加者 A・F

マスターコースに参加して

                                     S・N

? 九月十六日、十七日と、マスターコースが多武峰に於いて開催された。猛暑といわれた今年の夏であったが、多武峰ではさすがに小さな秋が訪れていた。今回の講習テーマは「志るべ」を見つけ出す為に。であった。
 第一日。第一講座/生活としての天風教義。「一期一会」をどう解釈するか?を主に話し合った。それは《天風箴言十》「天風教義は是を修行として」に重点を置いた講義であるように思えた。「天風教義は是を修行として行ったのではおよそ第二義となる」という言葉が私を捉えた。日々正しく行修できているかという反省がそうさせたのである。「一期一会」を元に、生活手段の基本=縁(人との縁)へと展開した。その意味を知るには、今川先生が纏めて下さったレジメが大いに役立ってくれた。先生は、他人と知り合うのは、宇宙が配剤した「縁」しか言いようがない。これは「縁」を大事にして互いに進化向上、即ち「人間を磨け」ということである。それには先ず、相手を「慮る」ことである。→「和」の構築。正方形の角を切れば八角形に、更に削れば円となる。「和」の構築を無視した所に幸せは訪れないと私もそう思う。自分を抑えることは「消極」ではなく「調和」であるともご講義頂いた。幽玄微妙なる縁を好き嫌いで切り捨てないで相手の良い所を探す。認める。気を配る。等々を念頭に、自身の霊性心に委ねる余裕を持つことと、自分に言い聞かせるのであった。生活手段への転化としてテレパシー・安定打坐・活力吸収法の三つを基本として挙げられた。
 二日目。第二講座/一大哲学としての天風教義。「我の本体=霊魂」「霊魂の役割は?」「意志とは何か?」をテーマにグループで話し合った。まとまりかけたところに「我の本体は霊魂?それとも::」というプリントが配られた。このテーマについては白熱した意見が飛び交い、時間切れとなった。とても有意義な二日間であった。今回私なりに摑めた事はあったが、それを文章にするのは、まだまだ未熟な私には非常に困難であった。マスターコースで学んだ事を忘れる事なく、日毎の生活を充実できればと思う。ありがとうございました。

● 日曜行修会
日 時   ○12月8日 9:30~12:00
会 場    高津宮 (大阪市中央区高津1-1-29)
大阪メトロ谷町線「谷町九丁目」駅 2番出口 徒歩5分

参加費    500円
地図
高津宮

● 講習会
日 時 2024年12月14日(土)14:00〜16:00
場 所 TKPガーデンシティPREMIUM心斎橋
(大阪市中央区南船場4−3−2 ヒューリック心斎橋)

講習名 特別講演会「価値高く生きる3つの一如~」
講 師 川田清治
参加料 会員無料、会友・一般  無料
地図
TKPガーデンシティPREMIUM心斎橋

● 日曜行修会
日 時   ○11月24日 9:30~12:00
会 場    高津宮 (大阪市中央区高津1-1-29)
大阪メトロ谷町線「谷町九丁目」駅 2番出口 徒歩5分

参加費    500円
地図
高津宮

● 講習会
日 時 2024年11月16日(土)14:00〜16:00
場 所 TKPガーデンシティPREMIUM心斎橋
(大阪市中央区南船場4−3−2 ヒューリック心斎橋)

講習名 シリーズ講習会⑤クンバハカについて⑥それはそれ、これはこれ
講 師 今川得之亮
参加料 会員無料、会友・一般 4,000円
地図
TKPガーデンシティPREMIUM心斎橋

● 日曜行修会
日 時   ○11月10日 9:30~12:00
会 場    高津宮 (大阪市中央区高津1-1-29)
大阪メトロ谷町線「谷町九丁目」駅 2番出口 徒歩5分

参加費    500円
地図
高津宮